迷い猫オーバーラン! 第1話 「迷い猫、駆けた」
主人公、都築 巧（つづき たくみ）は姉である都築 乙女（つづき おとめ）と一緒に
潰れかけの洋菓子店（パティスリー）「ストレイキャッツ」を経営している。
その「ストレイキャッツ」の従業員であり幼馴染、芹沢 文乃（せりざわ ふみの）や、
巧が通っている私立梅ノ森学園の理事長の孫、梅ノ森 千世（うめのもり ちせ)、
悪友の家康や大吾郎といったメンバーで、少し急がしい高校生活を送っていた。
そんなある日、巧が寝不足になりながら作ったケーキが誰かに食べられていた。
家康がそのケーキを食べた疑いがある男の子を捕まえて尋問すると、
男の子の話によれば「文乃ほどの大きさを持ったネコ」がケーキを食べたらしい。
その話を聞いた一同は嘘だと思って本気にしなかったが、
文乃だけは男の子の話を信じてその大きなネコを探すことに･･･。
文乃は小さい頃から孤児院で育ち、自分の言う事が信じてもらえない子供の気持ちを理解できるようだ。
夜になっても町中を探し回る。
そんな中、男の子の言った通りの「大きなネコ」･･･ネコ耳少女を発見する。
その少女にコスプレをさせたい千世、オタクの家康も含めて３人でそのネコ耳少女を追いかける。
が、結局ネコ耳少女には逃げられてしまった･･･。
男の子は本当はケーキを食べてしまったらしい。
だから口からでまかせを言って「大きなネコ」の話をしたそうだが、
本当に大きなネコが見つかって嘘をついた事を言い出せなくなってしまったそうだ。
それでも、男の子は自分をずっと信じてくれた文乃のちゃんとお礼をする。
文乃はそのお礼を見て自分の微笑むのだった。
そんな中、旅行に行っていた巧の姉・乙女が帰ってきた。
その「お土産」には昨夜みんなで追いかけていたあの猫耳少女が―――！
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